「何度でも」が歌える日まで
わたしの好きなアイドルたちが、宇宙で一番しあわせであってほしいと心から願う。
好きな人がまわりの人たちに愛されていることがわたしのしあわせでもある。
わたしはNEWSのコンサートが大好きだ。楽曲も大好きだ。
NEWSの創り上げる世界は特別で、煌めいていて、しあわせに溢れている。
異世界に誘ってくれる。NEWSとNEWSのことが好きな人しかいないあの空間で、NEWSの世界にどっっぷり浸かって、甘くとろけたり情熱に燃えたりするの。しあわせでしょ?
QUARTETTOだったと思うんだけど、わたしは宮城でアリーナ席にいて、しげはこっちに背中を向けてスタンド席に手を振っていたんだ。しげが手を振る度に、スタンド席のペンライトが大きく揺らめいて、ああ、なんてしあわせな景色だと思ったんだ。わたしが好きな人を好きな人がこんなにいるって実感して、しあわせだった。綺麗な景色だった。
NEVERLANDで「ひとりじゃないから。俺らがいるから」って訴えかけてくれたしげと、みんなで歌ったUR not aloneは大切な宝物。
この2回しかわたしはコンサートに足を運べていなかったけど、6月20日の東京ドーム公演、わたしにとって3回目のコンサートが当選していて、とても楽しみにしていた。
タラレバ言ったってどうしようもないって分かっているけど、もしコロナさえなかったらどんな2020年だっただろう。4部作が無事に幕を開き、しあわせな時間を作りながら幕を閉じていっただろうか。もしそうだとしたら、NEWSはNEWSのまま続いていっただろうか。それとも、、
わたしはNEWSを好きになったときは4人になって少し経っていて、だからわたしにとってのNEWSは最初から4人だった。
わたしは、てごは嘘なんかついたことなかったと思う。結果として嘘のようになってしまったかもしれないけど、それを言ったときのてごは絶対に本当にそう思っていたはずだ。
コンサートで、ファンの前だけでみせるあの笑顔も、力強く伸びやかな歌声も、「しあわせにする」と言った言葉も、メンバーといるときにのびのびと楽しそうに居たあなたも、ぜんぶぜんぶ本当だ。
手越のすべてが、手越の本当だ。
ジャニーズはてごにとって、制限の多い環境なんだろうなということは感じていた。それでも、そんな中で、ここまでジャニーズの中でNEWSとしてNEWSを引っ張ってくれたことファンを考えてくれたことに、ありがとうを伝えたい。
でも、やっぱり今か…?と思ってしまう。4部作の最後、アルバムも出して、これからツアーっていうときに、コロナが収まったらSTORYできるかなって期待している中で、てごだってどうでもいいなんて思っていたわけじゃないと、わたしは思いたいんだけど、それでも今このタイミングでやめるしか道はなかったんだろうか。どうしても今だったんだろうか。……今だったんだろうなぁ。やるせない。
わたしは、NEWSは3人でも絶対に大丈夫だと信じている。確信に近いものすらある。これまでも幾度となく形を変えてきて、それでもここまで歩んできたんだから、絶対に大丈夫。続けていくと決めたのなら、絶対に大丈夫。ただ、3人でも大丈夫だって信じられるからこそ、それでもやっぱりてごのいるNEWSをもっと見ていたかったと思ってしまう。さみしい。
東京ドームの当選者にメッセージをくれた3人が、どんな思いで書いてくれたのか。
てごは「好きよりも愛しているのほうが上」みたいに言っているけど、わたしはそんなことないと思っていて。
「愛している」は、動詞チックというか、行動についていう表現だと感じていて、もちろんとても素敵な愛情表現だ。一方で「好き」はその人の心に湧き出たり染み出たりした感情だと思う。それはとても尊くて、重みのある言葉だなと思うの。
だから、しげが、書き足すように「大好きだよ。」と書いてくれたことがわたしは本当にうれしかったし、どんな思いでこの言葉を選び、書いてくれたんだろうって思うと切なくてどうしようもない。
しげ、「背負えるだけ背負って」と書いてくれたけど、わたしは「そんなに背負い込みすぎないで」と伝えたい。だって、これまでだってわたしなんかじゃ想像できないくらいのたくさんのことを抱え、背負ってきたと思うから。
なんの番組だったかな、山Pと亮ちゃんが抜けたときについてのエピソードトークみたいなときに、てごが前向きな発言をしていたとき、いちばん右で下の方を見て何かを考えていたしげの顔をいまでもよく覚えている。きっとずっと引きずっているんだろうな、引きずるしかないんだろうなと思った。しげはきっとそういう人なんだ、と思った。
だから、「そんなに背負わなくて良いんだよ」って言ったって、この声が届いたとしたって、しげは背負い込んでしまうんだと思う。でも、背負わなくていいと思っているファンが確かにここにいるんだよって伝えることで、もししげの背負おうとしているものの重みが少しでも軽くなるのだとしたら、やっぱり伝えたい。
大好きだ。いままでも、これからも、NEWSがきっと大好きだ。
だから、大好きな人が、大切な人と、心から笑顔でいられる場所を、日を。心から待っている。ごめんねなんて言わないで、NEWSでいることを「しあわせだ」と感じてほしい。
ごめん、わたししげに向けてしか言葉を紡げないみたいなんだけど、でも増田さんも小山さんもしあわせでいてほしいって思っているよ。ほんとだよ。
てごも、NEWSというグループや「NEWS手越」としての仕事を抛ってまで選んだ道に悔いがないよう、しあわせでいてほしい。最近のてごの本当が分からないから、いまはそれだけ。
なにより、1つでも多くのしあわせが、しげとNEWSに訪れますように。
NEWSのことが大好きな、たくさんのNEWSファンにも。